- 営業トークに負けてしまう
- データの見方が分からない
- 騙されない方法を知りたい
こんにちは、
おんた(@ontablog)です。
今回はこんな悩みを解決するための
「情報を正しく見るポイント」を紹介します。
間違った(もしくは誇張した)情報に流される
原因は正しい見方を知らないからです。
騙されないために意識すべきポイントを
3つに絞って紹介していきます。
- 発信元を意識
- データの標本を確認
- 事実と解釈を分けて理解
私はMR(医薬情報担当者)として働き、
薬剤等の情報(データ)を扱っています。
そこで学んだ「情報の正しい見方」は
普段の生活でも応用が効く視点です。
例を出しながら分かりやすく説明するので
ぜひ、最後までご覧ください。
情報を正しく見るための3つのポイント【もう騙されない】
大きく間違わないために
重要なポイントを選びました
繰り返しになりますが、
重要なのは以下の3つです。
この3点を知って実行するだけでも
情報の信憑性(信じられるか)を確認でき、
正しい理解の上で判断ができます。
統計学で使う用語も混じってますが、
分かりやすく例を出しながら解説します。
①発信元を意識する
データの中身の前に
確認すべきことです
確認すべきポイントは2つです。
- 「誰が」
- 「なんのために」
発信した情報かということです。
1次情報を優先する
最初は「誰が」の部分です。
1次情報とは最初に発信された情報です。
逆に、2次・3次情報は1次情報から引用され
解釈も加えられて発信された情報です。
伝言ゲームをしてる
イメージですね
例えば、特別定額給付金で考えます。
- 1次情報:総務省HP
- 2次情報:TV、ネットニュース、ブログ
- 3次情報:周りの人の口コミ、Twitter
1次情報に最も正確な情報が載っているのは
なんとなくイメージできますよね。
しかし、1次情報は正確な一方で
意識しないと目にすることは少ないです。
だからこそ、自分で探す意識を持つだけで、
間違った認識に振り回されにくくなります。
発信者の利益を想像する
次に、「なんのために」の部分です。
先程と同じ例で考えます。
それぞれが特別給付金の情報を発信して
得たい利益はなんでしょうか?
- 総務省の利益:無事に給付する
- TVの利益:視聴率UP
- ネットニュースの利益:PV数UP
想像した相手の利益が自分の利益と
矛盾していないかを確認します。
利益にズレがあると
お互いの満足にはなりません
TVやネットニュースは正確な情報より
過激な内容を抜き出す方が利益になります。
話すネタを探す目的なら良いですが、
正しい情報を得たいなら向いてません。
②データの標本を確認する
データの中身を
正しく見るコツです
「データの標本」というのは
下の例の赤字で示した部分です。
- 20代男性1,000人にネットで趣味を調査
- 好きな料理を渋谷の街角で100人に調査
この標本を確認するだけでも、
相手の飛躍した主張に気付けます。
偏りがないことが前提
標本で最初に確認すべきことは
「偏りが無いか」です。
先ほどの20代男性へのアンケートでは
「20代」・「男性」に標本が偏っているので
他の年代や女性の傾向は分かりませんよね。
「そんなの当たり前だろ」と思いますが、
すこし複雑になると分からなくなります。
例えば、「購入した方の95%が満足と解答」
と紹介されている商品があるとします。
ここで解答者がどんな人か
に注目します
もし解答の特典がお店のクーポンなら、
「次もお店を使いたい人」が解答します。
つまり、解答者(=標本)が好意的な人に偏る
ということです。
95%という数字でも意味が変わります。
偏りを意識して見ることで
間違った認識を防ぐことができます。
数が多い方が信頼できる
「95%」という同じ数字でも、
得られる情報は同じとは限りません。
- 20人中19人
- 1,000人中950人
この2つではどちらが信用できますか?
後者の1,000人の方ですよね。
結局、知りたいのは自分が
満足できるかですよね
母数が多くなると誤差が少なくなり、
数字通りの結果が起きやすいです。
つまり、母数の多い方が信頼できます。
③事実と解釈を理解する
対面の営業では上手く誘導されがちです。
違いを意識して
流されないようにしましょう
簡単な例を出します。
- 事実:空が暗くなってきた
- 解釈:これから雨が降りそうだ
事実は誰が見ても変わりませんが
解釈は人によって変わるのがポイントです。
複雑な話の中でも事実と解釈を
分けて理解することが大切です。
まずは事実に集中する
最も重要なのは事実を確認する事です。
自分が知らない知識を説明されると
他人の解釈がありがたく感じますが、
事実(データ)を優先して見ます。
ここまでに紹介してきた
- 発信元
- データの標本
で事実の信頼性も確認します。
解釈は参考程度に聞く
解釈は人によって異なります。
そのため相手の言い分を全て受け入れる
必要はありません。
がん保険を例にします。
日本人の2人に1人はがんになる
という情報はCMでも耳にしますよね。
- 事実:日本人の2人に1人ががんになる
- 解釈①:がんに備えて保険に入るべき
- 解釈②:健康的な生活を送るべき
- 解釈③:確率で考えると保険は必要ない
1つの事実に対して3つの解釈を書きました。
どの解釈も間違いではないですが、
自分にとって正解なのかを考えるべきです。
「なんとなく不安」な情報を聞いて、
「なんとなく安心」だから保険に入る
というのは間違った決断です。
まとめ:情報を正しく見て自分で決めよう
最後におさらいです
正しく情報を見るためのポイントを
紹介しました。
自分で考えて情報を正しく見られると、
不本意な決断が確実に減ります。
情報があふれる社会で自分らしく生きる
ためにも情報リテラシーを身に付けましょう。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
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